ふるきよき北国の食卓。

もくようびの朝。
目がさめると、鼻がとってもつめたかった。
温室のローズマリーはもう、たいようを浴びてせのびしてる。。。

そうだ!こんな寒い日は。。。
こころもからだもあたたまる「ごちそう」をつくろう!

ほくほく白粘土の男爵とポワロネギ、ニンジンに。

丘で育まれたびえい豚クン。どっしりと!
ひと晩かけた、香味野菜と鶏がらのスープでひたひたにして。

よいロースは、やっぱり自家製ハムがいちばん。

すこし、デザートのことが気になってきた。
やっぱりアイスのせがうれしい!ので。
たっぷりのバニラビーンズと美瑛ファームさんのジャージーミルク。

しっとり、つけ込んだパンプディングや。

りんごの中でも紅玉のカラメル煮はやっぱり最高と信じていたりして。。。


さてさて。お料理にもどりましょう。
ベシャメルソース。ラグーソース。パスタ。とくれば。。。

そう、ほっぺもおちる田舎風ラザニア。

村の天然酵母と北海道の小麦で焼き上げた。
あつあつのフォカッチャとくるみパン。

やっぱりカンパーニュにハーブオイルはいちばんと思うから。。。


で。閑話休題。
せっかくなのでお肉のお皿ですけれど。
きのうの夕暮れ、3年乾燥させた薪の木からいいところだけ使って(たぶん延寿の木)、20センチくらいのディッシュを10数枚、村長が木工してくれました。便利、べんり。。。
オリーブオイルでフィニッシュ。


いい合鴨がはいったら、うちではやっぱりローストして温燻にします。
さきほどの自家製ハムもほどよく絶品です。
それに自家製のベーコンも。すこしの黒胡椒でどうぞ。
白糠「酪恵舎」さんのハードチーズとシャンパーニュ産カマンベールをそえて。


そうこうしてたら、田舎ポトフーがコトコト、いい音をたてていた。

北海道ですから、いいお魚が港にあがる日もあるわけで。
市場でそういうことがあると、矢も楯もたまらずブイヤベースになったりもします。。。

きんき。タラバ。赤えび。。。目移りキョロキョロ。
鯛、カサゴの煎りアラでとるスープはやっぱり濃厚で、北海の具材と相性もいちばんです。
手間と時間をおしまないで、とことん自家製の田舎風ブイヤベースのできあがり。

ところで、びえいは丘のまち。お野菜のまち。
忘れてた。バーニャカウダも。。。

道産金賞もいただく、藤原さんちのユリネ。
佐藤さんちのレッドムーン、シャドウクイーンなどなど。
からだのあたたまる根もの、茎ものでとりどりに用意しました。

そろそろ、パンプディングが焼きあがったようです。

紅玉のカラメル煮。自家製バニラアイスクリーム添え。


そうこうしているうちに、陽もかたむいて。
そろそろテーブルが用意できたようです。

たいせつな人と。
たいせつな時間に。
乾杯は本場のシャンパンで。
あと、友だちのソムリエが、白、赤おすすめのワインをセレクトしてくれました。


そう、そう。村のお水もおいしいです。

それでは。
ご用意はいいですか?

きょうはようこそ、いらっしゃいました。ふるきよき、北国の食卓へ。
心をこめてできること、手しごとの贅を尽くしました。
どうぞかしこまらないで。ここの土地のよいモノを存分に楽しんでくださいね。
いただきます!